ギムネマの効果
ギムネマの効果
ギムネマの作用は、αグルコシダーゼ阻害作用。
ギムネマはインド、東南アジアに自生している「ギムネマ・シルベスタ」という蔓性植物の葉から抽出された成分です。ギムネマは、2000年以上も前からインドのアーユルベーダ利用されているハーブで、血糖値の上昇をおさえる効果があります。ギムネマの有効成分は、葉に含まれるギムネマ酸で、このギムネマ酸が小腸内で糖質の吸収を阻害し、血糖値の上昇を抑えるという機能をもっています。
舌の粘膜内には、味を判別するつぼみのような形の「味蕾」という神経細胞がありますが、味蕾では、甘み・酸味・塩味・苦み・うまみを判別することができます。ギムネマの葉に含まれるギムネマ酸は、その中の甘みを感じなくさせる効果ももっています。ギムネマ酸に含まれているグルクロン酸が味蕾の中の甘さを感じる味覚細胞と結合するため、糖が口に入っても、味覚細胞はそれを認知できず、脳に甘さの信号を送ることができません。グルコロン酸は、甘みにだけ作用し、苦み・酸味・塩味・うまみには影響しません。
食事でとり入れられた炭水化物などの糖質は、小腸でα−グルコシターゼという多糖類分解酵素によってブドウ糖に分解吸収されます。そこで、α−グルコシダーゼの働きを低化させることで、糖質の分解・吸収が阻害され、血糖値の上昇を抑えることができます。ギムネマにはこのα−グルコシダーゼの働きを抑制する作用があります。
ギムネマは、食事と一緒に、お茶として摂取するのがおススメです!
ギムネマ茶などでギムネマ酸を摂取し、体に糖分を取り込まない様にして食後血糖に注意するとともに、インスリン代謝を活発化するサプリメントなどを併用することで、より効果が実感できると思います。