多嚢胞性卵巣症候群

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

卵巣内のインスリン抵抗性が原因

 

 不妊症のうち最も多い原因疾患が多嚢胞性卵巣症候群であり、国内では、血糖値を下げる薬物療法や、排卵誘発剤による治療が行われています。

 

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、肥満や高血糖、生活習慣因子などによって、体内のインスリン濃度が上昇し、男性ホルモンの産出過剰を招くことで、黄体形成ホルモン(LH)が高値となるため発症します。

 

不妊の原因疾患として近年増加傾向にありますが、卵巣のインスリン抵抗性を改善すれば排卵が正常に戻ると考えられていますので、近年は、排卵誘発剤の使用も減少している様です。

 

多嚢胞性卵巣症候群の兆候

 卵巣の男性ホルモン値が高まる事から、理論的には、多毛や肥満を伴う症候が多いとされていますが、日本人の場合は、必ずしも多毛や肥満を伴わない様です。
 しかしながら、インスリン抵抗性を生じていることから、太りやすくなったり、疲れやすくなるなどの体質変化が現れます。

 

PCOSによい植物由来成分とは

 PCOSは、内分泌異常(高LH、高アンドロゲン)を伴うケースが多いため、卵巣内の血糖値及び男性ホルモン値を低下させる事が、多嚢胞性卵巣症候群を改善する上で重要だと考えられています。

 

そうした理由から、糖尿病治療薬を服用することも有効であるとされています。

 

しかし、妊娠時における副作用の可能性があることや、糖尿病治療薬は保険が適用されないことから自然食品や健康食品による代替医療も普及している様です。

 

カイロイノシトールやピニトールという植物成分は、インスリン抵抗性の緩和に効果があるため、PCOSの改善に有効だと考えられています。イノシトールや、カイロイノシトールは臨床試験の結果、多嚢胞性卵巣症候群の女性に効果が確認された成分で、欧米では治療現場でも利用されているそうです。

 

 

豆乳は不妊に良いと言われていますが、大豆には、
カイロイノシトール誘導体であるピニトールやイノシトールが含まれているからです。

 

ピニトールやイノシトールは、体内で代謝され、インスリンメッセンジャーとして機能するため、卵巣内の高血糖状態を改善し、ホルモンバランスを正常化する性質をもっていると考えられているのです。

 

 サプリメントとして摂取する時は、8週間継続摂取することで排卵率・受胎率が高くなったという論文報告が有る様です。

 

インスリン感受性を高めるピニトールのはたらき

 
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